はじめてのxxx。
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放課後のプリズム


ジャンル:学園
作:徳次郎
purizumu


あらすじ
何時の間にかギクシャクした関係になってしまった幼なじみのツカサと再び同じ高校へ通う事になったサツキは、高校生という舞台で焦っていた。
彼に彼女が出来る前に何とか関係を進展させなければ…
しかし彼女にはメガネというコンプレックスがあった。
ツカサとの距離を縮める為に、彼女は初めてのコンタクトに挑戦するが……

はじめて
初めてのコンタクトレンズ

 

作者より作品についてひとこと
小さな「はじめて」に絞り込みました。
しかし、いろんな初めてが登場いたします。

 

いままでの代表作
Dear Girl(恋愛)
『めるトモ』(ホラー)
ピノキオのあし(恋愛)

 

主催者よりレビュー(批評もあり)
はじめてのコンタクトレンズにこめた小さな恋心と勇気。
企画作品中「はじめて」テーマが、もっとも活かされていた作品だと思います!
文章も読みやすく、短めのセンテンスで表現された地の文は心情や情景がパッと頭に入る小気味よさがありました。
三人称を用いつつ、基本的にはサツキ視点にまとめられていたのもよかったです。
ただ欲を言えば、サツキの性格設定ですが「明るくて活発」と何度も出てきていましたが、
読んでる側からみると、サツキのネガティブな本心が見えるせいか、違和感がありました。
「ちょっとひっこみじあんだけど、根は明るい」とかのほうがしっくりくるかと思いました。
(細かいですけど……)

ラストはちょっと蛇足感がありました。私個人では
――「なんか、イチゴの匂いしない?」「ばぁか」サツキは再び彼の背中を叩いた。駅では心地よい陽射しを受けたお昼寝タクシーの横を、今日も僅かな人波が通り過ぎてゆく。――
で終わったほうが好みでした。
とはいえ、 読後感を壊すほどのものでもなく、
微笑ましい後日談は、むしろ読者サービスにさえなってると思われるのでよしとしましょう(笑)

爽やかなお話でした!



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